2015年7月18日土曜日

昨年10月登山道整備の折、指を2本つぶす怪我をしてしまった。
中指の骨折は逃れたものの薬指の骨は細かく砕けてしまい治る
のに随分時間は掛かり見た目の悪い薬指になり正常に機能しないが何とか山歩きも出来るようになった。

登山道の階段が壊れたため下見に行く途中熊笹の花が広範囲に咲いていた。

花とはいっても既に盛りは過ぎて近い秋には実をつける。
乗鞍高原から岐阜県境まではわずかな距離である。
乗鞍岳の稜線が県境、その県境を 番所乗越し 番所峠 と言い
そこから数百メートルの所に野麦峠がある。昔、岡谷の製糸工場に女工が通った道であり、過酷な労働により みね と言う名の女工が病気になり、兄に背負われ我が家に帰る途中のこの野麦峠で「ああ 飛騨の灯が見える」と言いながら命を落とした。
野麦と言うからには野に麦が無ければならない、何をかくそう
この熊笹の実が野麦なのです。