2012年7月26日木曜日

シキミ。

ヒョウタンボク。
両者とも毒である。子供の頃木の実など食える物は何でも食った。シキミは匂いがとても強烈でおおよそ食う気にならないがヒョウタンボクは熟すと色も良く美味そうだしとても甘い、何も知らなければ子供はどんどん食べてしまう、乗鞍ではこのヒョウタンボクをウシコロシと呼んでいる。この名前によって誰も手を出さない、現在の子供こんな物は食べないが昔の子供は食べてしまう事を大人たちは知っていたのである、そこでつけた名前がウシコロシ、赤い実が熟れると子供から子供にこの名が伝わっていく、昔の人の知恵である。以外にも沢山あるが昔の人の知恵には驚かされる。

2012年7月21日土曜日

2日間雨

玄関脇に植えた苔が2年がかりでやっと定着した。雨に濡れて綺麗だがまだちょっと不自然だ、来年はきっと良くなる。予定。
コケにとって雨は嬉しいところだが今頃になって梅雨のような雨、地球は確実に狂ってきている。あれ程うるさかったエゾハルゼミも鳴くのをやめ、カッコウ、ホトトギス、アカハラ、など鳥たちも、もう鳴かない、ミヤママタタビも葉をピンクに染め自然界の全ての者達はすでに夏を告げているのに。
鳥の事を言うと近年とても気になっている事がある、子供の頃家から遠い畑仕事に出る場合「出作り小屋」(作小屋、耕す時1,2泊、収穫の時1,2泊泊まる小屋)に泊まる、普段子供は親に起こされて目が覚めるのが常、だがこの時だけは違う。隙間だらけの小屋のせいもあるがカッコウ、ホトトギス、アカハラ、ジュウイチ、がうるさくて夜明け前から起こされる。小屋の真ん中には囲炉裏がひとつ寝るのも調理するのもたった一間、すでにお袋が簡単な朝食を作っている。鳥の鳴き声は小屋の周りだけではない、遠くのいたる所から聞こえてくる。現在では確かにゼロでは無いが遠くからは一切聞こえてこない、数がいないと言うこと。特にジュウイチに到ってはここ10年以上ここでは鳴き声を聞いたことが無い。これらの鳥は結構かん高く派手に鳴くので気にならないかもしれないが確実にとんでもない数で減っている。我が家は小高い所にあるのですぐ横で、すぐ裏でその時期カッコウが良く鳴いていた、どんなに鳴き呼んでもメスはやってこない、カッコウ同士数が少ないことを知っている、声の届く範囲にメスが居ない事を知る、遥か遠くまで飛んでいってまた鳴き呼ぶ。当然私の耳には届かない。「ジュウイチが絶滅」の新聞記事が載るのはそう遠くの事では無いような気がしてならない。


2012年7月20日金曜日

ガイドの合間に

学術的には一の池。パンフなどには権現池と記されている山頂直下の池。火口湖の為、主峰、蚕玉岳、大日岳、朝日岳、屏風岳などが外輪山としてこの池を囲んでいる。権現池とは朝日権現からきている。
池の中に雪が入り込みコバルトブルーが美しい。
槍、穂高の雪もここ数日の暑さで随分少なくなった。
ハイマツと槍穂高。
コマクサが咲き始めました。高山植物は雪解けと共に咲き花の命はとても短いがコマクサは結構長い期間咲いている。これからが見頃。

駒草の名の通りつぼみは馬の顔の形をしている。
足の踏み場が無い大群生。秘密の場所である。
ヨツバ(四葉)シオガマ。
コイワカガミ。イワカガミより一回り小さい。
クロユリのつぼみ。くろゆりもこれからが見頃だが花の命は凄く短い、本当の見頃は咲いてから3日間位。

2012年7月18日水曜日

15日間中部縦貫道の草刈アルバイトに行っていました

以前紹介していましたミヤママタタビの梅雨入り葉(ツイリバ)がピンクになりました。撮影時期を少し逸した感はあるが白からピンクになると一週間で梅雨が明ける。ここ乗鞍も梅雨明けだ、このピンク色が緑に戻る、その時が真夏。(7月14日撮影)