2012年7月21日土曜日

2日間雨

玄関脇に植えた苔が2年がかりでやっと定着した。雨に濡れて綺麗だがまだちょっと不自然だ、来年はきっと良くなる。予定。
コケにとって雨は嬉しいところだが今頃になって梅雨のような雨、地球は確実に狂ってきている。あれ程うるさかったエゾハルゼミも鳴くのをやめ、カッコウ、ホトトギス、アカハラ、など鳥たちも、もう鳴かない、ミヤママタタビも葉をピンクに染め自然界の全ての者達はすでに夏を告げているのに。
鳥の事を言うと近年とても気になっている事がある、子供の頃家から遠い畑仕事に出る場合「出作り小屋」(作小屋、耕す時1,2泊、収穫の時1,2泊泊まる小屋)に泊まる、普段子供は親に起こされて目が覚めるのが常、だがこの時だけは違う。隙間だらけの小屋のせいもあるがカッコウ、ホトトギス、アカハラ、ジュウイチ、がうるさくて夜明け前から起こされる。小屋の真ん中には囲炉裏がひとつ寝るのも調理するのもたった一間、すでにお袋が簡単な朝食を作っている。鳥の鳴き声は小屋の周りだけではない、遠くのいたる所から聞こえてくる。現在では確かにゼロでは無いが遠くからは一切聞こえてこない、数がいないと言うこと。特にジュウイチに到ってはここ10年以上ここでは鳴き声を聞いたことが無い。これらの鳥は結構かん高く派手に鳴くので気にならないかもしれないが確実にとんでもない数で減っている。我が家は小高い所にあるのですぐ横で、すぐ裏でその時期カッコウが良く鳴いていた、どんなに鳴き呼んでもメスはやってこない、カッコウ同士数が少ないことを知っている、声の届く範囲にメスが居ない事を知る、遥か遠くまで飛んでいってまた鳴き呼ぶ。当然私の耳には届かない。「ジュウイチが絶滅」の新聞記事が載るのはそう遠くの事では無いような気がしてならない。


0 件のコメント:

コメントを投稿