2012年5月14日月曜日

またまた春

客室からの春
やっとほんの少し緑色の芽が昨日今日の暖かさで見えてきた。生活区域では日本で一番遅い春が乗鞍高原です。生活区域とはその地で全ての生活を賄っているという事、分かりやすく言うと北アルプスの山小屋など生活基盤は下界にあり夏季のみそこで稼ぎ冬季は下界で暮らす、いわゆる一年を半年で暮らすいい男と言われる山小屋に対し生活区域とは田畑を耕し歴史を持って生活してきた所の事。日本一高所で生活区域にあるのは乗鞍の貧しい我々一族である

白樺の花が満開
桜や桃の花が満開と人々は春を楽しむ、日本人の風流です。「こっちも見て」とばかり今、白樺の花も満開。こんな毛虫みたいな花を誰も見ようとしない。そう、艶やかじゃないもの。今、一斉に木々の花が咲き始めた。ツノハシバミ、ハンノキ、キブシ、ハナカエデ、は今満開、この後キハダ、ミズナラ、アズキナシ、ザイフリボク、などなど人に見て貰えない花が咲き始める。私はそんな花が大好きです。

花の季節の不思議
この写真は手前ヤマスモモ、奥、桜。(オオヤマザクラ、人工的に作られた)桜は普通だがヤマスモモは通常より10日程早い、これは目覚めの時期による、普通は暖かさは日一日と進んでくるが4月の中ごろ夏日になる、ここで木々は目覚めてしまう、寒ければじっとしていて昨日今日のように20度を超えるようになると(待ってましたとばかり)一日で開花してしまう。厳しい山の気候、一気に花を咲かせ実をつけようとする自然界の決まりを感じる。

テラス脇のオオカメノキ(ムシカリ)
ゴールデンウイーク頃から咲き始め現在8分咲き、
テラスでのお茶、食事しながらこの花はお客さんの大好評、元々ここにあった木で切ろうかと思っていたのだが切らなくて良かったとつくずく思う。

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