2012年5月15日火曜日

天からの恵み 雨


本日は雨
畑を作る人々にとって雨は天からの恵みであろう。現在では用水が引かれスプリンクラーが完備され雨乞いの祭りなど忘れ去られてしまったがその昔雨乞いの神様である乗鞍岳に各地から2日も3日もかけて雨乞いに訪れた。乗鞍の小、中学校の横に御池(おいけ)と言う池から1升の水を持ち帰り収穫後2升の水を池にか返した、と言い伝えられている。とにかく大勢来たそうだ。


昨日安曇野市の苗やさんに行き苗を仕入れる。
とりあえずキャベツ50個、白菜50個、ブロッコリー20個仕入れたがあいにくの雨、明日に持ち越し。農家であれば雨は苗付けのチャンスだが、、、、、。この後ズッキーニ、トマト、乗鞍名産花豆、モロッコインゲン、家伝のインゲン、レタス、伝統野菜の乗鞍キウリ、カボチャ、などと続く。     伝統野菜乗鞍キウリだが実は馬込半白といって東京出身のキウリ。 地元も長野県の人もこの事を知らない、地元国立大学の教授が伝統野菜と認定したがこの教授も知らないらしい。




信仰の山乗鞍岳。
我が家から(長野県側、裏は岐阜県)から見える乗鞍岳(16峰集まって乗鞍岳)左から高天が原、大日岳、主峰剣が峰、蚕玉岳、朝日岳、麻利支天岳、富士見岳、大黒岳。主峰剣が峰は尖っている事から、富士見岳は富士山が見える事から名がついたが他の山は全て信仰対象の名。高天が原は神様が舞い降りる場所の事、大日岳は大日如来が奉られている、蚕玉岳は養蚕の神様高山、松倉城主三木秀綱公(逃げ延びる途中奥方共々殺されてしまった)が養蚕の神様として奉られている。朝日岳は朝日将軍木曽義を当時ここに奉ったと思われるが(私の最後は乗鞍にあり)との言い伝えにより主峰剣が峰まで持ち上げられ朝日神社として奉られている。(長野県。岐阜県側に乗鞍本宮とあるがこれは岐阜県の、ある、1神社の畳平バスターミナル横に中社を持つ本宮である)麻利支天はここ乗鞍は武田信玄ゆかりの地、上杉謙信は毘沙門天を信玄は麻利支天を信仰し信玄によって2体の石仏が奉られている。大黒岳は字のごとく、ここからは見えないが大黒があればもちろん恵比寿もある、仕方なく付けた名に思う。

山岳信仰   一般的に考えられているより違った一面を持っている。  

三木秀綱公  逃げ延びる際当地を通っている。

武田信玄公  旧鎌倉街道が当地を通っており信玄飛騨攻めに関係したゆかりの地。

旧鎌倉街道


山岳信仰から旧鎌倉街道についてはとてつもなく長くなるので機会があったら書きたいと思っています。




2 件のコメント:

  1. 連日のブログ更新ご苦労様です。先日は漁師、現在は農家のおじさんと(笑)大変活躍して頼もしいです。乗鞍岳の雪も少しずつ消えて下から見ても変化が楽しみです。次も楽しみです。

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    1. そう、とても大変です。必要なとき釣れないと漁師も大変ですが、何と言っても農家のおじさんが一番大変。完全無農薬での栽培はとても手がかかる。誰でもいいから手伝ってーって感じ。

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